コロナで外出自粛の中です。これこそ不要不急の用事にあたると思いながら、ずっと中断していた散歩フォトの続きを八幡様で行いました。正式には、川越八幡神社ですが、こう呼んだ方がみんなに親しまれている神社にふさわしい感じがします。 境内に入ると、「創建千年まであと十年」というのぼりがあちこちに目につきます。あと十年たつと、この神社は、千年をむかえるということは、誕生は、990年前にさかのぼるということです。 神社の由来を神社のホームページで調べてみると、平安時代の末にあちこちで新興武士の反乱がおこり、その中の平忠常の乱は、なかなか鎮圧されませんでした。乱の鎮圧にあたった源頼信は、この川越の地に立ち寄り必勝祈願を行い、大いに乱を鎮め、ついには平定することができました。源頼信は神に感謝の意を表すために、この地に神社を創建しました。それが長元3年(1030)のことです。 祭神は応神天皇です。ところで、応神天皇の母が神功皇后であり、子を宿されて外国に戦に行くとき、御帯に鎮懐石を結び陣痛をおさえて大陸に渡られ、目的を果たし、無事御子をお産みになったことから「安産の神さま」として崇められてきたということです。 拝殿の手前に大きくそびえるイチョウの木が見えます。平成天皇のお誕生を記念に神社の神職さんが男イチョウと女イチョウ2本を植樹したのだそうです。昭和8年12月23日のことです。イチョウの木は寄り添いさながから一体となってなってそびえたって「縁結びイチョウ」として親しまれています。 どちらかと言うと、こじんまりとした境内ですか、毎年年中行事でたくさんの人を楽しませてくれます。中でも子供すもう大会は今までたくさんの機会に報道されてきました。ここに合祀されている民部稲荷神社にまつわる相撲をとった狐のお話にちなんだものでしょうね。 |