三番町通り

県道39号線は、江戸時代川越藩のお殿様の参勤交代の際のメイン街道でした。地元の人にはつい最近まで東京街道として使われてきました。ところでその県道39号線を市役所方面に向かう途中に三番町の交差点があり、東西に抜ける道を三番町通りとよばれています。犬の散歩でたびたぴおとずれ、人も犬もお気に入りの通りなのですが、たしか三番町という町名はないし、この通りが脇田町と南通町とにはさまれた通りをいうのです。なぜ三番町通りと呼ばれているのだろうと不思議に思って調べてみました。すると明治時代のはじめには、一番町から三番町まで川越に含まれていました。さらに昭和に入ると、35に区画された川越市の町区の中の通町区に通町及び一~三番町が含まれていたということてです。そして現在はというと、一~三番町がなくなり、代わりに南通町が登場します。なぜに通りの名前がのこっているのでしょう。それに三番町だけと思って地図を見てみると、なんと、東西にぬける道を南から三番町通り、二番通り、一番町通りとして明記されているのを発見しました。何気なく歩いている道にもそれなりの歴史があるということがわかりました。ちなみに江戸時代の古い地図には通町から一~三番町辺は組町と呼ばれていたようです。
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