私たちがごはんを食べる部屋に犬の住むゲージがあります。いつもは、おとなしくねそべっているのですが、私たちが食事が終わるのを見計らって、すっくと立ちあがって、こちらをじっと見つめるのです。ほとんど身動きなしで、時々じれて足踏みをすることはあってもほとんど姿勢をくずしません。夏の暑い日にこんなポーズを見ると、のどが渇いているのかなと思って、水をあげたのがはじまりでした。そのうち人間がりんごをかじったりしても、こんなポーズをとるようになりました。いつのまにか水がりんごに変わり、りんごがみかんに変わり、だんだん要求が広がり、ついには、先日は、夏みかんをもらうようになりました。こまってしまうのは、食卓になにもなくても食事が終わる頃にこのボーズをとるようになったことです。まったく困った習慣を身につけたものです。一度身につけたものはなかなかなくならないものです。
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