ピンクの鮮やかな花は、カサブランカ、そして線状の茎とくねくねした茎はすべて石化エニシダで、もともと一つのものを二つにしたそうです。カサブランカは見ての通り、ユリの仲間で、1970年代オランダでタモトユリやヤマユリ、カノコユリといった、もともと自然に自生する種類のユリから品種改良された種類です。ところでカサブランカのもとになったタモトユリはもともと日本の鹿児島県のトカラ列島の一つの島に自生していたそうですが、残念ながらその球根が乱獲されたため絶滅してしまいました。よくわからないのは石化エニシダのほうです。以前のブログでは石化ヤナギがでてきましたが、もともと線状の枝先が合わさって、平べったく帯状になっているところが石化というのだそうです。石化とは、成長点の所で突然変異で起こる現象で、植物学的には帯化というそうです。
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