①「dnf -y install samba samba-client」と入力。インストールします。
②「smbstatus -b」と入力。とsambaのバージョンを確認します。
(2)ワークグループ名の確認①「PC」アイコンを右クリックし、プロパティを開く。
②わたしのPCでは、ワークグループ名は「HOMEGROUP」にしてあります。デフォルトでは、違う名前になっていると思います。
③このままでもさしつかえないでずが、変更したかったら、右側の「設定の変更」をクリック。
④この画面で「変更」をクリック。
⑤ワークグループ名を再入力します。
★変更するにしても、そのままにしてもワークグループ名は、すべてのマシンで統一していなくはファイル交換が成り立ちません。
(3)SAMBAの基本設定①インストールされたばかりの「/etc/samba/smb.conf」」
See smb.conf.example for a more detailed config file or # read the smb.conf manpage. # Run 'testparm' to verify the config is correct after # you modified it. [global] workgroup = SAMBA→どんな名前でもよいが、Windowsパソコンと同じにする。 security = user →バージョン2.0以降で標準設定となった「user」パラメータ。共有ディレクトリへアクセスする際にユーザー名とパスワードを自動送信するモード security = share:ユーザー名がSambaに渡されないモード security = server:「user」パラメータと同様ユーザー名とパスワードを送信するが、その承認を他のサーバがする。 passdb backend = tdbsam→Sambaのパスワードデータベースの形式の一つ ↓以下の項目はプリンター共有のための設定なので、今はふれません。 printing = cups printcap name = cups load printers = yes cups options = raw [homes] comment = Home Directories→共有ディレクトリについての説明文 valid users = %S, %D%w%S→共有ディレクトリについての説明文 browseable = No→共有ディレクトリについての表示をしない。 read only = No→更新可能である inherit acls = Yes→共有ディレクトリの下位階層までのアクセスの許可。 [printers] comment = All Printers path = /var/tmp printable = Yes create mask = 0600→ファイルを新規作成した際のパーミッションのあり方 browseable = No [print$] comment = Printer Drivers path = /var/lib/samba/drivers write list = root create mask = 0664 directory mask = 0775→ディレクトリを新規作成した際のパーミッションのあり方
★パスワードの格納するデーターベースについては、を参照してください。
②これをベースに書き換えた例
[global] workgroup = HOMEGROUP security = user local master = yes preferred master = yes passdb backend = tdbsam server string = webserver printing = cups printcap name = cups load printers = yes cups options = raw hosts allow = 192.168.0. unix extensions = no browseable = yes domain master = yes [homes] comment = Home Directories valid users = %S, %D%w%S browseable = Yes read only = No inherit acls = Yes [printers] comment = All Printers path = /var/tmp printable = Yes create mask = 0600 browseable = No [print$] comment = Printer Drivers path = /var/lib/samba/drivers write list = root create mask = 0664 directory mask = 0775
③「testparm」と入力し、設定ファイルの文法ミスの可否を調べる。
このままエンド・キーを押してください。
④文法的なミスはないようです。
(4)アクセスするユーザーの登録★pdbeditを使用してsambaへアクセスできるユーザを追加します。
①ユーザー名はそのまま、パスワードはログインパスワードと異なる方がよいでしょう。
②暗号化したパスワードが作成された。
①「systemctl start smb.service」、「systemctl start nmb.service」と入力し、SDAMBAのサービスを開始。
②「systemctl enable smb.service」、「systemctl enable nmb.service」
③「firewall-cmd --permanent --add-service=samba --zone=FedoraWorkstation」と入力。続けて「firewall-cmd --reload」と入力。
④Windowsマシーンからアクセスしてみました。ネットワークのアイコンをクリックしました。
ところがサーバー(Linux)のホスト名が表示されません。
そこでアドレスバーに「\\サーバーのIPアドレス」この場合「\\192.168.0.8」と入力して、クリックしてみました。
⑤ここで認証の画面が開きました。ここて先ほど登録したパスワードを入力しました。なかなか認識しなかったみたいで、何度が入力を繰り返しました、
⑥やっとサーバー側のディレクトリが開き、
⑦さらにディレクトリを開くと、下の階層のディレクトリが表示されました。
⑧他のWindowsマシーンから同じようにネットワークアイコンを開くと、こちらではサーバーのアイコンが最初から見えました。
⑨認証画面は同じです。「資格情報に記憶する」にチェックを入れ、「OK」ボタンを押す。
⑩こちらもスムースにディレクトリが表示されました。
「SMB 1.0/CIFS File sharing Support」の有効化
①「mkdir /usr/local/public」と入力、「/usr/local」の下に新たに「public」というディレクトリを作ります。
②「chmod -R 777 /usr/local/public」入力する。chmodはファイルやディレクトリにパーミッションを与えるコマンドです。「R」は大文字。「public」の階層下のファイルやディレクトリすべてを含むというオプションです。
777とうパーミッションは、すべての人に読み・書き・命令実行ができるようにということです。
③「vi /etc/samba/smb.conf」と入力、再度smb.confを編集します。
④「i」とタイプし、入力モードにしてから、この文を最後尾に追加するので選択してコピーします。
[public] path =/usr/local/public public = yes create mask =0777 directory mask = 0777 writable=yes browseable = yes
⑤コマンドプロンプト上で右クリックすると、このようなウインドウが表示されるので「OK」ボタンを押します。
⑥エスケープキー(Esc)を押し、さらに「:wq」と入力して保存する。
⑦更新を反映させるため、sambaを再起動します。
⑧Windowsからアクセスすると、「public」というディレクトリが表示されました。
⑨「public」ディレクトリを右クリックで選択し、「ネットワークドライブの割り当て」を選ぶ。
⑩このディレクトリに対してはファイルの読み書きはもちろん、ファイルやディレクトリの新規作成・削除などできます。
くわえて、複数のPC間でファイルの交換ができれば便利ですね。
そこで登場するのがこの章で取り扱うsambaというソフトです。
ただWindows10になって、今まで機能していたものが突然使えなくなってしまったとしうことがありました。
そこらへんの事情も考慮して触れていきます。