終戦記念日で思うこと

町の声、人の声
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今年も終戦記念日、8月15日がやってきました。今年は78年目を迎えるということですが、年々、平和を希求する気運が薄らいできているように感じるのは私だけでしょうか。テレビでも映画でも、この時期に合わせて、戦争に関する番組や映画を見せてくれますが、近代日本が経験した戦争の中でもアメリカ合衆国を主要な敵国として戦わされた太平洋戦争の、戦局が極度に悪化し、しかも敗戦濃厚になった時期のものを取り上げているように思います。沖縄戦、東京大空襲、広島・長崎における被爆、ソ連による満州への進攻等々。戦争の悲惨さを伝えるには十分といえますが、戦争の実相を伝えるには、なぜ戦争に至ったのか、日本軍が優勢にあった時に、何があたのか、ほとんど触れられていないのでしょう。近代日本が唯一負けた戦争の最後の局面だけほ取り上げただけなのは、いかにも歯がゆい思いがします。

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