飢饉に備えた花

生け花
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桃色の花は、リョウブ、赤い実をつけた草木は、ヒペリカム、青紫の花はリンドウです。リョウブとは、漢字でかくと「令法」。どうしてこんないかめしい名前になったかというと、昔、山間部や丘陵地に自生していたリョウブを飢饉に備えて栽培と貯蔵をするように命令されたという歴史があるからだそうです。リョウブは飢饉の時に食べるのですがふだんも食用としたうです。保存する場合、若葉を蒸した後乾燥させておきます。保存しないですぐに食べる場合、若芽をゆでて灰汁ぬきをした後、おひたし、あえ物、天ぷらにして食べたりするそうです。

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