ピンクの大きい花はクルクマ、写真では見分けがつかないかもしれませんが、手前の赤い実がヒペリカム、後方のピンクの小さい花がスターチスの仲間(正式には名前がみつけられませんでした)、そして放射状に伸びた大きな葉はタニワタリ。どれもわたしたちにはなじみの薄い植物ばかりですが、特にクルクマについて紹介したいと思います。クルクマは、東南アジア原産デ、タイの北部やカンボジアに分布し、漢方に使われるウコンの仲間で、こちらは観賞用として栽培されているクルクマ・シャロームという名前がついています。きれいな花びらのように見える部分は、実は花びらでなく、苞(ほう)という部分がトーチ状に重なったもので、実際の花は、苞と苞の間にあります。タイでは、苞の形から「タイりチューリップ」読んでいるようです、原産地からも想像できるように多年草ですが、寒さには弱く、夏の暑さに強く、暑ければ暑いほど元気に花を咲かせるという、夏バテ気味のわたしたちにとってうらやましい限りですね。
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