ソケイについて

生け花
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白い花は、テッポウユリ、つる状に伸びた葉はソケイ。テッポウユリの方は、日本原産でリュウキュウユリという別名があるように、日本の南西諸島や九州南部が自生していたのが、本州以東では観賞用に栽培されるようになったようです。そう言えば、何年か前まで、このテッポウユリが我が家の庭にも咲いていましたが、残念ながら今は見ることはできません。もう一つソケイですが、例によって、ウェブでいろいろ調べてみました。ソケイはインドなど南アジアが原産で、日本には、江戸時代の中頃、中国経由で沖縄に入って来たと言われます。ちなみに日本名のソケイは、いつの時代かわかりませんが、この植物の白い花を好んだ美女の名前の「素馨」を音読みしたもののようです。ソケイの花は、夏から秋にかけて細長い筒形の花を咲かせ、花が咲いた後も果実をつけるそうですが、ここでは確かめることはできません。ソケイは一般的にはジャスミンと呼ばれるようですが、ジャスミンとはソケイと同じモクセイ科ソケイ属に分類されているつる性植物の総称で、主にマツリカ(茉莉花)やハゴロモジャスミンなどの芳香性の花を咲かせるものを指すようです。

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